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インドネシア (直接)投資実績額 2015年度 第二四半期 (4-6月)

 

第二四半期の投資実績が発表されました。日本の投資内訳(分野別、地域別)と共にBKPMの対外公表資料を掲載したのでご参照下さい。(新規案件・増設案件の比較は入手しだい追加致します。)

 

(1)  総額135兆ルピアは四半期ベースでは17期連続の増額となり過去最高を更新した。

外国投資92.2兆ルピア(前年同期比18%増)、国内投資42.9兆ルピア(同12%増)にて

1月からの6カ月合計では約260兆ルピアとなり、今年の通期目標520兆達成は固い

という強気の姿勢が示されている。

(2)  国別上位としては、XL Axiataの通信サービス事業が大きく増えたマレーシアが23億ドルでトップ、続いてシンガポールが10.7億、日本が3位で約3.7億ドルとなった。

日本は前期12億ドルの4分の1に留まったが、(シンガポールやマレーシア経由の投資もあるのでこれはあくまで日本から払い込まれた数字)製鉄、化学、発電などの大型案件も順調に進捗しており通年では昨年レベルに達すると予想される。

(3)  日本投資の大きな部分を占めて来た自動車・二輪産業における新規案件は減っているので、発電を中心とするインフラ関連事業の伸びが今後のポイントになると思われるが、土地収用問題などの解決に時間がかかっている事から、今年中に実現額として反映されるのは極めて難しいと思われる。

(4)  更に、先月発表された労働相令(2015年第16号)に象徴されるような外資に対する規制強化は投資環境の改善には程遠いものであり、新ワンストップサービス(PTSP)を基盤として(外国)投資の拡大に努めるBKPMには、投資招聘に向けた外向きのセールス活動に加え、投資政策のあり方に就いて関係省庁に対する提言や調整にも注力されるよう期待したいところである。

(5)  尚、上記投資総額をルピア建てで公表する事から、昨今のルピア安(1998年アジア通貨危機以来の安値)を受け実態以上に膨れている部分はあるものの、(公表資料にある通り国家予算上の換算レート(昨年前半は10,500ルピア、後半は11,600、今年は12,500ルピア/ドル)が採用されている)新規投資が確実に増えているのは事実であり、経済活動全般の流れの中でバランスを図りながら判断したい。

 


 

和文 日文
インドネシア投資統計2015年 Q2
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2015年度第2四半期(4-6月)投資実績発表    380kb