Print Print This Page
 

2008年7月24日

投資動向

インドネシア投資調整庁(BKPM)では、毎月投資申請案件の承認に基づき統計をとっております。

統計数値の纏め方は以下となっております。

1. 実現ベース
この統計数値は、恒久事業許可(IUT)をベースに纏められています。
従い、投資案件が実現、実行されたものであります。
   
2. 承認ベース
この統計数値は、新規投資案件(新規、拡張、ステータス変更)の承認をベースに纏められています。従い、投資家がどの分野に眼を向けているかといった投資トレンドを読み取れることが出来ます。
   
3. 従来BKPMは国別実現ベースの統計数値は纏めていませんでしたが、2007年より国別の数値を纏めております

添付は外国投資に関して主要国の2004年から2008年4月までの承認ベースの統計数値と、2007年と2008年4月までの実現ベースの統計数値を取り纏めました。


これらの統計データの特徴として下記が掲げられます。

1. 日本は既進出企業による拡張投資案件が多く、実現性は極めて高い。一方所謂新規案件は2006年、2007年共に少ない。インドネシアへの新規案件が少ないと言う事は、他国の市場に新規案件の投資が行われている事となります。
   
2. 承認ベースにおいて日本の新規案件が2006年、2007年と激減しておりますのは2005年10月に燃料価格が大幅に値上がりし、エネルギーコスト上昇が起因となり、インドネシアへの新規投資は様子眺めとなったものかと思われます。
   
3. 2007年の実現ベースにおいて6億ドル強の数値となっておりますのは、二輪、四輪の自動車関連産業分野と鉄鋼、機械、電子産業分野が中心となっており、これらは2006年、2007年の拡張案件が実現したものと思われます。2008年4月までの統計数値も同様の傾向を示しております。
   
4. シンガポールは新規、拡張投資共に活発でありますが、特に変更(国内投資から外国投資へのステータスの変更)が2006年、2007年と顕著であります。これはインドネシア企業への資本参加或いは買収を行った結果であります。(通信分野等)
   
5. 中国は新規投資案件が目に付きます。過去に進出していた企業が少ないので当然拡張投資は低くなっております
   
6. 韓国はコンスタントに新規投資案件があります。加えて2006年、2007年には拡張案件が目立ちます。この現象は日本と類似しており、既進出企業が多いことが伺えます。
   
7. United Kingdom (U.K.)は2004年、2005年と変更案件が目立ちます。即ち、企業への資本参加や買収を行っております。
   
8. マレーシアも同様に2006年、2007年と変更案件が突出しており、盛んに企業への資本参加や買収を行っております。(農園、建設分野)
   
9. 承認ベースにおいて2004年Saudi Arabia、2007年U.S.Aの新規案件の数値が極めて大きくなっておりますが、これらは何れも石油製油所への投資案件でありますが実現性につきましては不透明であります。
 

以上