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投資実績統計   2016年度  第三四半期 (7‐9月)

2016年度第三四半期(7‐9月)の投資実績が発表された。BKPMによるプレスリリース (英文)は既に“統計”に掲載してますのでご覧頂いたかと思いますが、日本投資の内訳などのデータが出ましたので、“統計”の方に整理してあります。要約しますと、

(1) 四半期ベースでは内外(外国投資+内国投資)合わせ23期連続で過去最高を更新したが、外国投資は前期比0.3%増の99.7兆ルピアに留まる一方、内国投資は6.6%増で55.6兆ルピアとなった。1月からの累計453.4兆ルピアは年間目標の594.8兆ルピアに対し、進捗率76.1%と順調、またルピアの為替レートも国家予算ベースのRp13,500/$と堅調である。

(2) 日本の投資実現額は今期約16億㌦と順調に伸び、9月までの累計約45億㌦は年間ベースで過去最高の2013年(47億㌦)を超えるのはほぼ間違いなく来年以降も発電事業(IPP)などインフラ関連案件が連続する事からかなり高い水準で推移すると思われる。国別(9カ月)では1位のシンガポールが71億㌦と引続き高い水準をキープし、日本が2位、以下は3位中国16億㌦、4位香港16億㌦、5位オランダ11億㌦と続いているが、特に中国の躍進は注目を集めており、昨年(7億㌦)一昨年(8億㌦)に比べ今年は約3倍増、香港を含めると日本の7割程度の投資が実現する見通しである。

(3) 分野別では、2013年には約70%を占めた二輪四輪及び関連部品が36.3%まで下がる一方、化学品・製薬が15.9%、金属・機械が13.7%、発電・ガス・水が10.3%と     上位4分野で全体の75%以上を占める結果となり、分野構成に大きな変化が表れ      ている。自動車用鋼板の製鉄案件、合成樹脂の大増設などを含む今期の内訳は産業 素材の強化と言う点でサプライチェーンの整備が進んできたとも言えよう。

(4) 地域別では、製鉄、合成樹脂などの大型案件がバンテン州に位置する事から、西ジャワ州の割合は減って来てはいるが、そのバンテン州とジャカルタも含めた西ジャワ地区全体でみれば、引続き75%程度と高い割合になっている。但し、今後の発電案件が中部ジャワ州や北スマトラ州で建設される事から、地域構成比はかなりバラけてくると思われる。

(5) 新旧別の割合に就いては、製鉄所や発電など新規案件も増えてはいるが、化学や 不動産など増設案件も多い事から新設46%・増設54%とかなり拮抗した結果となった。投資実現額に反映された案件数は2,120件と引続き多数となっているが、これについては現在精査中である。